コラム - 美容皮膚科
日焼けと光老化①
しみ、しわ、たるみ等の肌老化の原因として、紫外線による影響が大きいことは皆様よくご存知だと思います。紫外線をはじめとする太陽光線を適度に浴びることは健康維持に役立ちますが、太陽光線を長い時間、無防備に浴びてしまうと肌の光老化をもたらします。
肌の光老化は、年齢を重ねて生じる自然の老化とは異なり、肌の色がくすみ、張りがなくなり、しみ、しわ、たるみとして現れ、さらには皮膚がんが生じることもあります。
太陽光線は紫外線、可視光線、赤外線に分かれます。光老化に最も影響を及ぼすのは紫外線ですが、最近はブルーライト(可視光線の一部)や近赤外線によっても光老化が促進されることがわかってきました。ブルーライトは太陽光にも含まれていますが、LED照明、パソコンやスマートフォン、液晶テレビなどからも出ています。特に、パソコンやスマートフォンからは多くのブルーライトが出ています。
室内にいるから日焼けは心配ない…と思って日焼け対策を何もしないと光老化は進んでいきます。光老化を防ぎ、美しい肌を維持するためには、室内でも窓から入ってくる太陽光、照明やパソコン、スマートフォンへの対策が必要です。
対策については「日焼けと光老化② ~対策編~」に続きます。